前作はだいぶ頭悪い構成だったので、今回はインテリジェンスを上げていきます。（上げるインテリジェンスがあるとは言ってない）
コモン限定で他のそうでないデッキに勝つためには速攻を組むしかないというのが定説です。しかし、そういわれたらそれを覆してみたくなりますよね。
そういうわけで、コントロール型のコモン限定デッキを組んでみました。
「コモンだけでもこんなことができるんだぞ！」という動きを詰め込みました。

　全体的な動き
除去の動きは、《バグ丸くんコントロール》を参考にしています。
バグ丸、ミチズレ、砂男、カチューシャでおもな除去を担ってもらい、ハエタタ、チェイサー、闇工場、ナーグル、アモーレ、治療院で相手を妨害します。
使い終わって墓地に溜まっていくカードを状況に応じて治療院、ピエロで回収し再利用します。
そして、このデッキのメインエンジンであるシャチホコで、ひたすらにこれらのカードを使い回し、相手の動きを可能な限り止め続けます。
最後の詰めは、相手のライブラリアウトを狙います。《ジョバンニスコール》の詰め方を参考にしました。
　バトルゾーンにシャチホコ、墓地にピエロを用意します
　ブラッディ・クロスで両方の山札を削ります
　気合い釣りでクロスを回収しつつ山札を回復
　次のターンの初めにシャチホコの効果でピエロを蘇生、破壊して気合い釣りを回収
　これでドローすれば、前のターンと同じ状況になります
これを繰り返せば相手の山札が先に切れて自分の勝利となります。この手順は、クロスが手札に無くても墓地にあれば始めることができます。
また、この手順は2マナしか使わないため、余ったマナを他の動き（除去など）に回すことができます。7マナくらい溜まれば詰め始めていいと思います。
サブプランとして妨害しつつのビートダウンをすることもできます。

　採用理由等
バグ丸、ミチズレ…スレイヤーを付与して効果バトルで相手クリーチャーを除去します。バグ丸のドローは便利ですが強制で、相手のクリーチャーを除去するたびに毎回引いていたのではライブラリアウト戦術が滞るので、半分ミチズレにしました。しかし、詰めの段階で何か新しいカードが引きたくなったときは必要です。
砂男、カチューシャ…スレイヤー付与。本来ならオーバーキル・グレイブヤードを使うのですが、あれはアンコモンなのでクリーチャーで代用。二種類用意したのは墳墓避けです。
ハエタタ…これがないとフィールドやドラグハート、クロスギアに対応できません。効果を使い終わったら、スレイヤーを付与して突撃でもさせて墓地に放り込んでください。
チェイサー、闇工場…トリガー枠。除去できる範囲がパワーやコストで限定されない除去が欲しかったため採用。二種類あるの(ry
ナーグル…相手の攻撃を牽制できます。しかし、複数体並べても全く意味がないので注意。余談ですが、ドラリンで出てきたやべーコモン、特攻の忠剣ハチ公を止めることができます。
アモーレ…チャンプブロックで相手の攻撃を完全に停止させられます。シャチホコで毎ターン蘇生させれば、ゆるめのロックになります。唯一の欠点は、ビートプランをとっているとき、自分のターン中に除去されると自分の攻撃が止まってしまう点です。
治療院…サルベージ兼ハンデス兼トリガー枠。一枚二役をこなせる良カード。ただ、マッドネスには細心の注意を払ってください。
ピエロ…呪文回収。シャチホコとはとても好相性。色が合えば霞み妖精ジャスミンとかも使ってみたかったですね。
ボルシャック、リバイヴ…主にシャチホコを出すため。必須カードです。おまけのように付いている効果がなかなかデッキにマッチしていて良いです。
レッピ…超次元呪文を引っ張ってくるだけでなく、墓地も増やせます。ただ、調子に乗って使ってすぎると自分だけライブラリアウトするので用法用量を守ってお使いください。これも使い終わったらスレイヤーを付けて突撃させるのがよいと思います。
弥太郎…このデッキは、どれだけシャチホコを場に留まらせるかで勝負が決まるので採用。
クロス…フィニッシャーその1。墓地肥やしとしても優秀。これで詰めていけばいくほどにシャチホコのリアニメイトや治療院、ピエロのサルベージの選択肢が増えていきます。撃てるなら序盤からバンバン撃っていきたいです。
気合い釣り…フィニッシャーその2。山札回復としては優秀、呪文回収としては少し不安定です。トリガーとして当たったら、チェイサーを回収して、『全員で攻撃したら残しておきたいシステムクリーチャーを破壊されるかもしれない』という心理的プレッシャーをかけることができます。まあ、全員で攻撃して倒しきれるという状況では突っ込んでくるでしょうけどね。
シャチホコ…このデッキの核。複数体並べるの推奨です。このデッキのクリーチャーは全てこれで蘇生できます。蘇生させるやつは状況によって変えればよいと思いますが、バグ丸、ミチズレ、ナーグル、アモーレ、ピエロのような墓地に行きやすいやつらは使い回しやすいです。コモンが出していい性能じゃねえと正直思っています。
リキシ…パワーが低めのシャチホコをサポートするために投入。ただし、アモーレを使っているときに出してしまうとチャンプブロックしづらくなってしまうので注意が必要です。
プリン…あまり使わないとは思いますが、妨害系のカードとして採用。一応スレイヤーになれます。

　採用検討中のカード
光牙忍ハヤブサマル…このデッキではクリーチャーにスレイヤーを簡単に付与できるので、かなり強力な防御札となります。しかし、そうして他のクリーチャーをブロッカーにしてしまうと回収が非常に困難になってしまいます。このカードの売りはその奇襲性なので素出ししては効力が半減しますし…。こいつ自身にスレイヤー付与できればよかったんですが…。
特攻人形ジェニー…シャチホコと相性がよい自壊サイクルの1枚。使い回しがしやすいのはよい点ですが、ただのハンデスでしかないので相手が手札を使い切っているような状況ではその存在意義を失ってしまいます。

このデッキをみて、『コモン、やるじゃん！』と思って頂けたなら、このデッキの目標は達成です。

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