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総合ゲームルールを見ながら少し詳しく書かせていただきます。
<S・トリガーの詳細、S・バックの宣言と解決>
S・トリガーについてはそうらくさんの認識で大体合っていると思います。
まず、S・トリガーが常在型能力かどうかは分かりませんが、常在型能力のような処理を行います。私の個人の意見としてはS・トリガーの処理は常在型能力ではなく絶対法則による定義の方で処理されていると思います。[101. デュエル・マスターズの絶対法則]の101.4.(上記参照)の「常に S・トリガーの効果を優先する」等によってS・トリガーの効果処理は優先され、アクティブプレイヤーから処理を行います。
また、101.4b、112.3bによりS・バックも「S・トリガーと同様のタイミング」 「即座にコストを支払わずに」という記載があるので、S・トリガーと同じく効果処理の優先権を有していると思われます。
S・トリガー、S・バックの宣言については112.3a、112.3bにより複数の対象カードが手札に加えられる時、同時に使用するカードを対戦相手に見せて宣言を行うと思われます。また、それらは一度手札に留まります。
S・トリガー、S・バックの処理は101.4a、101.4b 、101.4c によりアクティブから行われますが、wiki大先生に載っている暫定回答としてS・トリガーの待機中に別のS・トリガーの宣言が行われると、後に宣言された方を先に処理するようです。総合ゲームルールにはなぜそのような処理になるのか参考になる記載はありませんでした。
そして、常在型能力は110.3dより常に継続的効果を発生し続け、状況起因処理は703.よりはほぼ全ての処理より前に処理されます。唯一(?)の例外は702.のターン起因処理の702.2. に状況起因処理より前に解決すると記載があります。また、703.4.の「状況起因処理には、以下のものがあります。」以外にゲームの処理とされているものは117.、118.のサイキック、GRクリチャーがバトルゾーンを離れた時に超次元ゾーン、超GRゾーンに置かれるもの等があります。デュエルマスターズ公式ホームページのよくある質問にそれらはルール上の優先処理、ゲームの処理と表現されていますが、状況起因処理はゲームの処理と703.1.で表現されており、ルール上の優先処理とは一体何なのか分かりません。wiki大先生バトルの状況起因処理のページには「バトルゾーン以外のゾーンに置かれたサイキック・クリーチャーおよびドラグハートは、超次元ゾーンに置かれる。(703.4g)。」Ver.1.8(2018/06/11)という過去のルールが残っていました。状況起因処理ではあるが改定時に703.4で記入漏れになったのでしょうか。
117. 超次元ゾーン
117.1.バトルゾーン以外のゾーンに置かれたサイキック・クリーチャーおよびドラグハートは、
超次元ゾーンに置かれます。
117.2. バトルゾーンにある単一のウェポンは、超次元ゾーンに置かれます。
118. 超GRゾーン
118.1.バトルゾーン以外のゾーンに置かれたGRクリーチャーは、超GRの下に置かれます。
118.2.超GRにはGRクリーチャーしか存在できません。通常のカードが超GRに置かれた場合、墓地に置かれます。
Q:GRクリーチャーがバトルゾーンを離れたらどうなりますか?
A:GRクリーチャーがバトルゾーン以外のゾーンにある時、超GRの一番下に戻ります。これはゲームの処理です。
Q:《封鎖の誓い 玄渦》 がいる時に、相手の墓地にサイキック・クリーチャーが置かれた場合どうなりますか?
A:サイキック・クリーチャーが超次元ゾーンに戻る処理はルール上の優先処理ですのでこのクリーチャーがいても超次元ゾーンに戻ります。
<S・バック、侵略の宣言場所&デュエランド>
特に詳しい解説はありませんが..
まず、侵略は攻撃時に誘発するキーワード能力でふつうのアタックトリガー(攻撃時に誘発するトリガー能力)と同じタイミングです。
112.3bよりS・バック持ちカードが指定カード(捨てるカード)と同時に手札に加わる時、S・バック持ちカードは手札にない状態なのでS・バック能力は使えません。また、110.4eよりS・バックや侵略はそれらのカードが使用されようとするゾーンである手札でのみ発動します。
デュエランドのエクストラウィン能力の「その中」というのは前文の山札の上から7枚墓地に置かれたカードを指します。「使う」というのはクリーチャー召喚したり呪文を唱えたりすることです。そのクリーチャーの能力を使うということではないので、デュエランドは墓地に置いた7枚の内全てのカードを召喚、唱える、展開する、要塞化する等を完了した瞬間にゲームに勝利します。ちなみに特殊勝利は状況起因処理のため7枚目のカードの解決より前に勝利できます。(呪文であれば呪文能力を解決する前に勝利)
侵略―〇クリーチャー(自分の〇クリーチャーが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
S・バック−〇(〇のカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうした場合、コストを支払わずにこのカードをプレイする)
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